2023年9月14、15日に広島大学及び広島工業大学で開催された、
「令和5年度土木学会全国大会 第78回年次学術講演会」
において、弊社の技術に関して、「かぶり測定ロボットの効率化検証と運用に向けた改良」と「衝撃弾性波法を活用したコンクリート構造物の鉄筋腐食による浮きの評価手法の検討」の二つの発表が行われました。
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一つ目は、弊社が東日本旅客鉄道株式会社と共同で開発した吸引型壁面走行ロボットをとりあげた[VI-385] 「かぶり測定ロボットの効率化検証と運用に向けた改良」と題する研究で、東日本旅客鉄道株式会社 古川様が講演されました。
東日本旅客鉄道株式会社では、2031年度からの実施を計画している東北新幹線、上越新幹線の土木構造物を対象とした大規模改修にむけて、準備を進められています。これまでも弊社と共同で吸引型壁面走行ロボットの試作機を使った評価が行われ、今回はそれを踏まえた実運用機の開発が行われました。本発表では、当ロボットを活用したかぶり測定の効率化検証と運用に向けた改良について報告されています。
本機は、高速ターボ排気方式による吸着機構を核とした吸着式ロボットで、走行速度 40 cm/s を実現し、検査に加え安全な作業のための各種センサを搭載しています。
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二つ目の発表は東海旅客鉄道株式会社と、佐藤工業株式会社、大阪大学大学院による[VI-1137] 「衝撃弾性波法を活用したコンクリート構造物の鉄筋腐食による浮きの評価手法の検討」が東海旅客鉄道株式会社の前田様により行われました。
この発表では、弊社の製品である逆磁歪効果型速度センサにて取得した最大振幅値を活用した評価方法により、小さい浮きでも発見および評価できる可能性を確認し、今後の定量的な評価に向けて検証を進められることが報告されました。
弊社では、今後もますますの技術の研磨と革新に鋭意、努力を続け時代の求める課題に挑戦しつつ社会に貢献する所存です。
【お問い合わせ窓口】
本開発の詳細については、下記問い合わせ先にご連絡ください。
株式会社オンガエンジニアリング 磁歪開発課 電話:0947-28-3998