株式会社オンガエンジニアリング

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土木学会において、共同開発中の吸引型壁面走行ロボットの活用について報告されました

2021年9月9、10日にオンラインで開催された「令和3年度土木学会全国大会 第76回年次学術講演会」( https://confit.atlas.jp/guide/event/jsce2021/top )において、弊社が東日本旅客鉄道株式会社と共同で開発した吸引型壁面走行ロボットをとりあげた「ロボットを活用したコンクリート橋鉄筋かぶり測定の効率化検討」が、東日本旅客鉄道株式会社 古川様により講演されました。

本報告には弊社社長 栗原陽一、技師長 松橋貫次も共同研究者として加わっております。

このロボットは、2031年度から10年間で実施が計画されている東北・上越両新幹線設備の大規模改修に向け、労力やコストを低減させながら高い精度での測定を実現するための手法として利用が検討されているものです。

現在、橋梁用点検ロボットには飛行方式(ドローンなど)、壁面走行方式(真空吸着型、磁力吸着型、プロペラ推進型)、延長方式(懸垂型、アーム型)などの方式が考えられております。
本装置は、その中でももっとも今回の目的に適していると考えられる、真空吸着型を採用したものです。
今回の検証の結果、高架橋の側面及び下面での走行に問題がないこと、従来方法に比べて短時間で計測できることが確認されました。
また、ツールの使用などにより今後さらなる時間短縮が期待されます。

この技術については、東日本旅客鉄道株式会社が2020年3月25日に、福島県白河市の総合研修センターに建設した新幹線の高架橋やトンネルなどの実物大の模擬設備を報道陣に公開した際に新聞やテレビなどで紹介されました。

弊社では、今後もますますの技術の研磨と革新に鋭意、努力を続け時代の求める課題に挑戦しつつ社会に貢献する所存です。

【日テレNEWS24】

【東日本旅客鉄道株式会社 総合研修センターに関する発表資料】

【お問い合わせ窓口】

本開発の詳細については、下記問い合わせ先にご連絡ください。

株式会社オンガエンジニアリング 磁歪開発課 電話:0947-28-3998

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